高周波熱処理・真空熱処理・研削・研磨・歪矯正の愛知県小牧市/三洋電子株式会社

愛知県小牧市。焼入れ・熱処理加工・高周波熱処理・真空熱処理・研削・研磨・歪矯正に関わる様々なお困りごとを、「三洋電子株式会社」が解決いたします。焼入れ・熱処理で起こりがちな、歪み・変寸・溶損・割れ・摩耗・曲げ・変形などやお客様の悩みの「コストダウン」「小ロット対応」「スピード対応」「設計段階からのVE」「歪矯正」など様々なお困りごとにお答えします。

三洋電子株式会社

よくある御質問

研削加工Q&A

納期はどれくらいを想定しておけばよいですか?

短納期対応を致しております。工程数や数量、現場の状況により異なります。まずは図面をいただけますでしょうか?すぐに回答いたします。

製品の依頼と納品はどのようにしたらよいですか。

お客様が持ち込んでいただいてお引取りに来てくださる場合、当社が回っているトラック便で引取り納品をさせていただく場合、
宅配便を利用する場合など、お客様の住所やお客様のご都合により、対応させていただきます。
納期やお客様のご都合により、毎回異なるお客様もいらっしゃいます。

1個だけですが、対応可能ですか

1個からお受けいたします。1個から500個までは日常的に対応しております。

検査表が欲しいのですがもらえますか?

お見積・ご注文の際に、検査内容、フォーマット等のご指示をいただければ、可能な範囲で対応いたします。

研削加工前の取代はどのくらい付ければよいですか?

取代が少ない方が研削時間は短くなります。しかし歪み量以上の取代は最低必要です。当社で熱処理からご依頼をいただくと歪み取りを精度よく行いますので取代を減らすことができます。

鋳鉄・鋳鋼の研削はできますか?

多くの実績があります。

メッキ品の研削は対応可能ですか?

メッキ前研削+メッキ+メッキ後研削を一貫して対応可能です。(メッキは協力工場にて対応いたします)

SKH,SKDは研削はできますか?

対応可能です。社内で真空焼入れし、研削まで行う実績が多くあります。研削だけの注文も頂いております。

SUS材(ステンレス鋼材)でも研削できますか?

熱伝導率がS45C等に比して2.5分の1と熱がこもりやすく、また線膨張係数はS45C等に比して1.5倍と温度による寸法変化がしやすい材料ですので一般的な鋼材よりも慎重に研削する必要があります。弊社ではステンレス鋼材SUS303、SUS304、SUS420J2、SUS440Cの研削実績があります。一度ご相談ください。

アルミ合金の研削はできますか?

実績があります。精度、面粗度、形状により対応が難しい場合がありますので、予め図面をいただきご相談させてください。

銅合金の研削はできますか?

各種実績があります。

定常的に注文を頂いているお客様もあります。

図面を頂き、ご相談いただけると対応しやすいと思います。

ソフトフェライトの研削はできますか?

平面研削は実績があります。

円筒研削、内面研削については、テスト品を頂ければトライ致します。

サイズはどこまで対応できますか?

社内対応範囲に関わらずお問い合わせください。協力会社含めほとんどのサイズに対応可能です。

硬質クロムメッキと研削が必要ですが、どうすればよいですか?

電気めっき法で行われる硬質クロムメッキは均一な膜厚管理が難しいメッキです。 硬質クロムメッキの耐摩耗性が必要だが厳しい寸法公差も必要な場合には、仕上がり寸法に対してメッキ厚さ分を余分に研削で削っておいてから、厚めにメッキをして、その後に再度研削で寸法仕上げを行う方法を取ることが多いです。

無電解ニッケルメッキと研削が必要ですが、どうすればよいですか?

無電解ニッケルメッキは膜厚管理がμm単位で可能で均一につけることが可能です。 研削で必要な寸法精度に対してメッキ厚を見込んだ寸法に仕上げてから無電解ニッケルメッキを行うことができます。メッキの硬さが必要な場合はベーキング処理も行うことでHv700程度の硬さにできることもあります。

研削で面粗度はどれくらいになりますか?

当社では、平面研削・円筒研削・内面研削を行っていますが、通常の研削でRa0.4(算術平均粗さ)あるいはRz1.6(最大高さ)が可能です。それ以上に細かい面粗度の場合には機上での磨きなどを行うこともありますが、面性状等も関わってきますので予めご相談お願いいたします。

使用していた部品の修理品の対応をしてもらえますか?

対応を致しております。キズやはく離等で研削修正代が多い場合は、単純に研削だけで対応をするとコストが高くなりますので、可能な別の方法を提案させていただくこともあります。硬質クロムメッキを剥離して下地研削を行ってから再度硬質クロムメッキを行い、最終寸法に研削仕上げすることまで一貫で依頼を受けている例は、よくある例です。

円筒研削の依頼ですが、長さが短く外径の大きい形状のものはできますか?

円筒研削は基本的には両側センターを使用して行いますが、チャックやマグネットを利用して行うこともできます。予め図面をいただければ検討をして回答いたします。

円筒研削の依頼ですが、細く長いものはできますか?

製品の剛性の低いものは難しいです。図面をいただいてご相談いただければと思います。
製品の剛性が関連しますので、寸法の大きく変わる段付きがあったり、そのコーナに逃がし溝があったりなど製品に応力集中箇所があると、見た目よりも剛性が低くたわみやすい場合もあります。

内径研削の依頼ですが、リング形状で外径と内径の差が小さく薄いものはできますか?

製品の剛性の低いものは内径も難しいです。図面をいただいてご相談いただければと思います。
チャックでつかめるもの、マグネットを利用するもの、治具を製作して対応するものなど製品に合った方法を検討してお答えいたします。

テーパ形状の外径あるいは内径の研削は出来ますか?

大きさ、形状にもよりますが研削できます。図面を予めいただいてご相談いただければと思います。寸法や公差によってはテーパーゲージをお貸りしなければならないこともあります。

偏芯した部分の外径あるいは内径の研削はできますか?

そのまま研削できるものや、偏芯基準のセンタ穴加工をして研削するもの、治具を製作して研削するものなど、さまざまな対応をしております。図面を拝見して研削方法を検討させて頂きます。

遠方ですが対応できますか?全国対応されていますか?

日本国内であれば(運搬できるものであれば)全て対応可能です。北海道から九州までよくご依頼いただいております。打ち合わせもZOOM対応できますので、コロナ禍を経験して逆に営業範囲が拡がりました。

単品でも熱処理や研磨加工を対応してもらえますか?

三洋電子で材料からご用意して製作する全加工も請け負えます。また、図面作成からお手伝いも可能です。
納期もコストも抑えられお客様にはお喜びいただいております。

研削加工と研磨加工の違いは何ですか?

研削は「研削」、研磨は、「表面処理」をJIS では規定されております。しかし一般的には研削のことを研磨と呼ばれることが多いことも事実です。
研削加工は、砥石などを使用して材料を摩耗させます。焼き入れされた金属などの硬い材料を削り取るときに最適 です。また、円筒研削盤、平面研削盤、センターレス研削盤など専用機械を使用し表面仕上げ精度と寸法精度をあげます。 研磨加工は研磨剤や研磨材を使用して、材料の表面を摩擦によって削り取る方法です。
光沢や鏡面仕上げなど、表面を滑らかにすることを目的とし研削加工後などの表面加工の最終工程時に使用されます。
詳しくはこちらhttps://www.sanyodenshi.com/machine.html

熱処理加工 Q&A

SS400は焼入れ出来ますか?

SS400は最も流通量の多い鋼材で入手性も良く、機械部品でも多用されていますが、炭素量が少なく前処理も行われていないので、焼入処理には向きません。鉄鋼材料における焼入の基本は炭素量であり、炭素量がしっかりと規定された、焼入を前提とした鋼材を選定して下さい。

SS400でも浸炭焼入ならできるの?

SS400は低炭素鋼で、浸炭焼入ならできそうですが、リムド鋼であり、あらゆる熱処理に対して不向きであると言えます。熱処理を前提とする部品を設計する場合は材料選定から慎重に行う必要があります。

S45Cの部品で一番いい焼入方法は?

「一番いい」とは使用状況によって変化します。とにかく硬くしたいのか、強度を求めているのか、部品が使用される温度がどれくらいか....要求スペックの主眼がどこにあるのかによって最適な熱処理方法は変ってきますし、そもそも材料選定から見直さなければならない可能性もあります。S45Cは機械構造用鋼で、本来は強度(降伏点)を要求される場面で使用される鋼材です 。

SK3の部品なんだけど、どんな焼入をすればいいか判らない

一言で"焼入"と言っても、加熱・冷却方法の違いにより色々な処理方法が存在します。SK3(SK105)の場合、治具や工具、スライドシャフト、バネ、刃物などの用途が考えられますが、これらの用途によって最適な処理方法が若干違ってきます。また使用環境(特に使用温度)によって焼戻温度が決まりますので、この場合は硬さが副次的なものになってしまいます。また後工程で仕上加工があるかないかによってもスケール(黒皮)を許すかどうか、仕上加工の余肉がどれくらいあるのかなどで、コストとの兼合いにより処理方法を選ぶことができます。このように用途や使用温度なども熱処理設計において重要な要素なので、これらの情報も添えてご相談下さい。

図面に熱処理仕様を盛込みたい

研削仕上げにする面には加工記号で"G"と記入しますよね。メッキする場合は注釈欄に"Ep-Fe/Ni5b"などと書くのではないでしょうか。熱処理にも記号があって、例えば「油焼入後に焼戻をする」のであれば"HQO-HT"と書くのですが、あまり一般的でないような感があります。日本語で"焼入焼戻 HRC35~40"などと書くだけで済ませる場合もありますし、他に引張強度で表記する場合や、硬化層深さなどの仕様が決められているもの、熱処理温度や処理時間にまで言及したものなど、図面上の表記方法は様々です(特に量産品になると、当然ながら制約事項は増える傾向です)。どこまでを図面に盛込むべきかは熱処理をする製品の用途によってくるでしょう。

図面指示硬度が低めなのでヤキを甘くして欲しい

確かに焼入温度や冷却条件により焼入硬さは変化しますが、これを意図的に行って硬さを上下させるというのは、内部組織の問題や再現性の面からも邪道であると言えます。焼入では常に最良の条件を狙い、要求硬さが焼入硬さより相当に低いなら、焼戻温度を高くして硬さ調整しなければなりません。熱処理加工業者側には「ワザとヤキを甘くする」という概念は存在しません。

部分的に硬くしたい

製品の用途や工程設計によっては「摺動面だけ硬くして、裏面は後工程があるので軟らかいままにしたい」「ピンの先端は耐摩耗性を必要とするが、全体焼入では折れてしまいそう」などの理由により"表面だけ"とか"端面だけ"などの部分焼入を要する場面もあります。弊社では高周波加熱による表面焼入や部分焼入を得意としておりますので、是非ご相談下さい。

硬ければいいから焼戻し要らないや。

納期もないし 焼戻しを「硬くなった製品の硬さを調整する操作」だと思っている方が少なくありません。焼戻しの本来の目的は、調質においては「焼入れによって固溶した炭素を炭化物として微細析出させ、強度の高い状態にする」ことであり、工具などの耐摩耗用途においては「焼入による変態応力を緩和する」ことです。焼入れしたままの状態は、確かに硬さはありますが内部応力が大きく、耐摩耗性を要するシーンで使っていると却って摩耗量が大きくなります。低温焼戻しで内部応力は半減し、硬さはやや落ちるものの、耐摩耗性においては焼入れのままよりよい結果が得られます。また置割れや研削割れなど、熱処理後に起こる様々なトラブルの原因として焼戻し工程がキチッとされていなかったという事例が少なくありません。熱処理業者は「焼戻しをしない状態で出荷する」ということは基本的にありません。焼入れと焼戻しはセットの作業であり、2つで一つと考えて下さい。

その他

工場見学をしたいのですが対応できますか?

お客様との守秘義務の関係もあり、その時々によってお見せできる範囲は異なりますが、基本的にはお受けしております。お気軽にご連絡ください。



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